ホットヨガの基本

妊娠中・産後のホットヨガがNGな理由はコレ!身体への影響やレッスン再開時期は?

「ホットヨガに通っている(またはこれから通おうとしている)けれど、妊娠が発覚した!」

そういったおめでたい状況にある方もいらっしゃるかと思います。おめでとうございます!

でもでも……そんなときに気になるのが……

「妊娠中もホットヨガを続けてもいいんだろうか?」

「出産後はいつくらいから、レッスンを受けられるのだろうか?」という点。

結論からいうと、妊娠中・産後数ヶ月のホットヨガは禁止されているんです……!!

この記事では、ホットヨガが妊婦さんにもたらすリスクや危険性。また産後のレッスン再開時期について解説します。

妊娠中のホットヨガは危険!NGとされる3つの理由

「私ってこんなに太りやすかったっけ?」びっくりするほどに太りやすくなってしまう人もいる妊娠中だからこそ、ホットヨガに通いたい!と思うのも無理はありません……。

実際にもともと痩せ型(というか少食)だった筆者も、一人目を妊娠中のときは、42kgから63kgまで大きくなりました……(2人目出産後の今は46kg。※詳しくはこちら

けれど、妊婦さんはホットヨガができません。

ホットヨガがNGな理由は、大きくわけて3つあります。

どの理由もお腹の赤ちゃん、そしてあなたの身体に影響のある理由ですから、しっかり確認してくださいね。

理由1.ホルモンバランスの変化で不調を起こしやすいから

妊娠中は、妊娠前から比べるとホルモンバランスが変化しています。
その結果、妊娠前に比べると心や身体にさまざまな変化が現れるのです。

ボボ
ボボ
私もびっくりするくらい少食だったのに、すっっごくお腹がすくようになりました!!

妊娠が発覚してから、これまでは平気だったことが辛くなったという方も多いですよね……。私もそうでした。

  • 普段はなんともなかった満員電車でふらふらする
  • 少し歩いただけで息切れがする
  • 貧血やめまいが頻繁に起きる

などなど、「私…どうしたんだろう?」と思ってしまうような予期せぬ不調を感じやすいのです。また、感情の浮き沈みが激しくなったという方も多いですよね。

体調も感情も『突如となく』調子が悪くなったり、よくなったりを繰り返す。これは妊娠中のホルモンバランスによるものです。

結果的に、普段は平気なホットヨガでも体調不良を起こす可能性が高まります。
妊娠中はいつも通りの身体ではありません。普段よりも注意が必要なのです。

理由2.高温・多湿によって脱水症状を起こしやすくなる

ホルモンバランスの変化から、いつもよりも不調を感じやすい妊娠中。
少し動いただけで疲れを感じるようになったという方も多いです。

そんな状態で高温・多湿のホットヨガスタジオに入ると、いつもより脱水症状を起こしやすい状態といえるでしょう。いつもと同じように水を飲んでいるだけでは危険なのです。

「それなら普段よりも多めに水を飲めばいいのでは?」そうお考えの人もいるかもしれませんが、水の飲みすぎはかえって身体に悪影響です。

「妊娠したけれど、心も身体も元気!妊娠前より調子がいい!!」という方でも、ホットヨガはNG。何があるかわからない・誰も保障できない状態だからこそ、そのリスクを最小限に抑えましょう。

理由3.子宮に圧力をかけてしまうから

通常のホットヨガのポーズの中には、しばしば子宮に圧力をかけてしまうものがあります。
無理にポーズをとると、お腹の中の赤ちゃんに悪影響が起こる危険性があるのです。

ただし、その点ではマタニティーヨガのクラスを受ければ安心です。

マタニティヨガなら、子宮に圧力をかけるポーズを除いて、安全なポーズだけを楽しめますよね。もちろんマタニティーヨガも常温コースとなります。

いずれにしても『妊婦さんはホットヨガができない』ことを覚えておいてください。

マタニティーヨガも安定期に入って、主治医の許可を得てから行いましょう。

産後4ヶ月〜半年はホットヨガができないの?

赤ちゃんが生まれた! 産後の体型も気になるし、すぐにホットヨガを再開したい!

そうお考えの方も多いかもしれませんが、多くのホットヨガスタジオでは産後4ヶ月から6ヶ月程度はレッスンに参加することができません。

なぜなら、産直後はまだ普段通りの体調ではないから。

妊娠中と同様、子供を産んだばかりの女性の身体はホルモンバランスが不安定です。
上記で述べた妊娠中にホットヨガをする危険性と同じような危険性があります。

すぐにホットヨガを再開させたい気持ちがあっても、しばらくは体調を整えることに専念しましょう。

ボボ
ボボ
管理人も第二子出産後すぐ、ホットヨガに通いたかったのですが、NGとのことでした。

妊娠したらホットヨガスタジオに通えなくなるの?解約料金はかかる?

「じゃあ、妊娠したらホットヨガスタジオには通えないの?」
はい。残念ながら、妊娠した状態ではホットヨガには通えません。

しかし、スタジオによっては休会措置が用意されています。
大手ホットヨガチェーンの休会措置についてご紹介します。

【LAVA】に入会中、妊娠したら解約?休会?

LAVAは、前月の15日までに登録店舗で手続きをすることで休会することができます。
休会中の月会費は年間2,100円となっています。

妊娠中の場合は休会ではなくマンスリーメンバーを解約した方がおトクです。

なぜなら、LAVAは永久会員制。再登録の場合は登録金5,000円だけでマンスリーメンバーの契約が可能です。

妊娠で10ヶ月。また出産後に再開するとしても、お子さんの預け先が確保できない場合もありますよね。いつ復帰できるか目処が立たない・何が起きるかわからない。それが妊娠・出産・子育てです。

体調も環境も万全に整えたい方は、再登録を検討してもいいかも。

【ロイブ】に入会中、妊娠したら、解約・休会?

ロイブでは、前々月の20日までに店頭で申し込むことによって休会が可能です。
事務手数料2,160円で、最大3ヶ月間の休会が可能です。ただし、休会3ヶ月後は自動的に再開となるので要注意。

しかし、妊娠は継続が困難なケースとなるので、規約にある『キャンペーン適用中の解約』も可能です。

ご妊娠、お怪我、病気、転居など継続が困難な理由が生じた場合の解約・休会は可能となります。

病気・怪我・ご妊娠の場合、診断書もしくは通院の領収証のご提示と通常価格との差額のお支払いが必要となります。

ホットヨガloIve(ロイブ)

通っている店舗で詳しく訪ねてみてくださいね。

詳しく聞いてみる

カルドに入会中、妊娠したら解約・休会?

カルドでは、前月の10日までに店舗で申し込むことによって休会できます。休会中の月会費は1,080円で、最大5ヶ月間まで休会が可能です。

また、違約金も妊娠などの理由であれば発生しません。

カルドも詳しくは問い合わせてみてくださいね。

詳しく聞いてみる

妊娠希望の方は、事前にスタジオへ確認しよう!

不妊治療中の方が冷えを改善するため、ホットヨガに通っているというケースも増えてきました。

妊娠希望であるのなら、ホットヨガスタジオへ入会する前に、解約・休会措置について詳しく訪ねておきましょう。

妊娠中はマタニティーヨガがおすすめ!どんな効果があるの?

ホットヨガは、高温多湿な空間でヨガを行うことで直接的に身体を温めるほか、運動によって全身の血行が改善され、冷え症が改善すると言われています。

そのため、不妊治療中の方も体質改善のためにホットヨガのレッスンを受ける方も多いですが、妊娠が分かった際には『ホットヨガを中断』することをおすすめします。

実際に多くのスタジオで『妊娠中の方はレッスンを受けられない』というルールがあるので、やはり危険も潜んでいるということ……。

主治医の許可をいただけたら、マタニティーヨガに移行するのも一つの手段です。

マタニティヨガで得られるメリットは?

・呼吸法を学ぶことができる
・リラックスすることができる
・免疫力を向上させ、健康で柔軟な身体を作ることができる
・ストレス発散
・自律神経のバランスが整う
・肩凝りや腰痛、むくみなどの不調の改善
・軽いダイエット効果

妊娠中にマタニティーヨガを行うことによって、嬉しい効果がたくさん得られることが分かりますね。

ボボ
ボボ
私が通っていた産院では、後期になるとマタニティヨガ教室が開催されていましたよ!

まとめ

ホットヨガが大好きな方にとって、妊娠中・産後直前はホットヨガができないという事実はつらいかもしれません……。また、体型を維持したい!という気持ちが強い方もいらっしゃるでしょう。

しかし、これはお腹の中の大切な赤ちゃん・あなた自身の健康を考えた措置です。

つらいことですが、マタニティーヨガという選択肢もあるので、自分と赤ちゃんにとって無理のないペースで、ヨガを楽しんでくださいね。